* JAPANESE HOME PAGE IS HERE

ために・ように

よく、学生がこんな文を書きます。
「日本語が上手に話せるために一生懸命勉強します」
「東京大学に入るように頑張ります。」
これらの文はどうしておかしいのでしょうか。

今月は目的の「ため(に)」と「ように」について勉強します。

この文型は、前文で目的/目標を表し、後文(主文)でその目標を達成しようという意思的動作を表現します。

「ため(に)」
意志的な動作を表す動詞の辞書形に接続します。「ない形」にはあまり接続しません。
普通、前文後文の主語は同じです。

例文

  1. 家を買うために貯金しています。

  2. 大学に入るために一生懸命勉強しよう。

  3. 熱を下げるために注射したり薬を飲んだりしました。

  4. 生きるために働かなければならない。

  5. 犬の散歩をするために早く起きます。

  6. 妻を喜ばせるために指輪を買いました。

  7. いいスピーチをするために、毎日練習した。

  8. 日本をもっとよく知るために日本に留学した。

  9. 日本語の文法を分からせるために絵を使って説明します。

  10. 息子はサッカーの試合を見るために今日は早く帰ってきました。

  11. 朝6時の日本語講座を聞くためにラジオをセットしておきます。

「ように」
「ように」の前は(可能形などの)状態性の動詞(例:できる、分かる、見える、聞こえる)が使われることが多いです。動詞の辞書形、ない形に接続します。
前文と後文の主語が違ってもいいです。

例文

  1. いい成績が取れるように毎日勉強しなさい。

  2. この記事が大勢の人に読まれるように掲示板に張って置きましょう。

  3. 遅刻しないように目覚まし時計をかけておきます。

  4. 熱が下がるように注射したり薬を飲んだりしました。

  5. いいスピーチができるように毎日練習しています。

  6. 日本語が上手になるようにテープを聞いています。

  7. 子供がさわらないように危ない物は高いところに置きます。

  8. 子供部屋の壁には子供が喜ぶように動物の絵が描いてあります。

  9. 日本語の文法が分かるように先生は絵を使って説明してくれました。

  10. 後ろの人にもよく見えるように黒板の字は大きく書いてください。

  11. よく聞こえるようにラジカセの音を大きくします。

☆ 次の文例のように、意志的とも状態性とも取れる動詞があります。

やせるためにダイエットしています。
やせるようにダイエットしています。

日本の生活に慣れるために日本人の家に下宿します。
日本の生活に慣れるように日本人の家に下宿します。

練習問題:次の文は「ため」か「よう」のどちらを使いますか。

  1. 病気を治す( )に手術を受けました。

  2. 楽しいパーティになる( )にゲームもすることにしました。

  3. キャンプをする( )に食料をたくさん用意しました。

  4. おじいさんは固いものも食べられる( )に歯を治しました。

  5. コンサートの切符をとる( )に何度も電話しました。

  6. 始発電車に乗る( )に朝早く出発した。

  7. 聞こえる( )に大きい声で話してください。

  8. 恋人へのプレゼントを買う( )にデパートに行きました。

  9. わすれない( )にメモをとります。

  10. 息子が丈夫になる( )に水泳を習わせました。

  11. 教師になる( )に教職課程の授業をとっています。

  12. 教師になれる( )に教職課程の授業をとっています。

    (答え)
    1 ため 2 よう 3 ため 4 よう 5 ため
    6 ため 7 よう 8 ため 9 よう
    10 よう(「丈夫になる」状態を表しています)
    11 ため(「教師になる」は意志を表しています)
    12 よう(「なれる」は「なる」の可能形です)

*前回予告しました「する」は次回のレッスンになりました。

 


連絡や質問はこちらにお願いします。 EMAIL:o1779uma@ca2.so-net.ne.jp
/// 日本文化研究会 ///

表紙に 戻る