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変化を表す「なる」

「〜なる」は変化を表します。

1. イ形容詞+ナル 赤くなる

2. ナ形容詞+ナル 元気になる

3. 名詞+ナル 医者になる

4. 動詞+ナル 納豆が食べられるようになる/朝早く起きるようになる

1.赤くなる イ形容詞+ナル

日が長くなりました。
子供が大きくなりました。
だんだん暖かくなってきました。
若い女性のスカートの丈が短くなりました。
高く登るにつれて、気温は低くなります。
この頃野菜の値段が高くなっていますよ。
先生にほめられてうれしくなりました。
肌が白くなるクリームが最近よく売れているそうですよ。

2.元気になる ナ形容詞+ナル

テストも終って、暇になりました。
日本に来たばかりの時は嫌いだったのに、この頃納豆が好きになりました。
隣の娘さん、近頃めっきりきれいになったね。
考えれば考えるほど不安になる。
あの人は普段は陰気な人だけど、お酒が入ると愉快で陽気になる。
着いたら電話するからと言って出かけたきり何の連絡もない息子のことが心配になった。

3.医者になる 名詞+ナル

秋になると、木の葉の色が緑から赤や黄色になる。
初級が終って中級になりました。
雨で試合は中止になりました。
今月からあの店も24時間営業になるらしいよ。
彼女もずいぶん大人になったものだ。
結婚式の相談をしているうちにいつの間にか口論になってしまった。
4.@)納豆が食べられるようになる― 可能動詞+ようになる (前はできなかったが、今はできる)

漢字が書けるようになりました。
料理ができるようになりました。
にんじんが食べられるようになりました。
うちの息子は10ヶ月で歩けるようになったんですよ。

A)朝早く起きるようになる― 動作動詞+ようになる (動作が反復・定着・習慣化する)

彼はよく質問するようになりました。
4歳の娘がこの4月から幼稚園に通うようになった。
この頃早く目が覚めるようになりました。
彼もやっとまじめに勉強するようになりました。
引っ越してから妻に車で送ってもらうようになりました。
日本では昔は専業主婦が多かったのですが、今は多くの主婦が外で働くようになりました。
以前は余りお酒を飲みませんでしたが、この頃は付き合いでよく飲むようになりました。
昔は家族揃って夕食を食べましたが、今はもう別々に食べるようになりました。

※尚、動詞+タイ/動詞+ヤスイ・ニクイ/動詞ナイ形のときは、 1.(イ形容詞+ナル)の形になります。
久しぶりに母の声が聞きたくなって、うちに電話をした。(聞きたい)
雪で道がすべりやすくなっているから、気をつけたほうがいいですよ。(すべりやすい)
我々が子供の時は外でよく遊びましたが、今の子供は外で遊ばなくなりました。(遊ばない)
否定形は、〜なくなる/〜ないようになる どちらも使えますが、前者のイ形容詞型のほうが多く使われています。

1〜4で変化の「なる」を見てきましたが、次に示すようなナ形容詞、名詞、動詞はその言葉自体に変化の意味を 含んでいるので「なる」をつける必要はないのです。しかし、日本語学習者はどうしても左側に 示したような(×印の)文をつくってしまうのです。皆さんもすでに 日頃から感じているこんな表現、その正しい使い方はこうでは・・・ というのがありませんか? 掲示板にお寄せください。日本語広場(掲示板)

×日本の生活に慣れるようになった。 ○日本の生活に慣れた。(…慣れてきた。)
×私の国は30年前に独立になった。 ○私の国は30年前に独立した。
×久しぶりにいい映画を見て満足になる。 ○久しぶりにいい映画を見て満足だ。(…満足した。)
×会社を首になって困るようになりました。○会社を首になって困った。(…困っている。)
×重い病気をして体が弱るようになりました。 ○重い病気をしてから体が弱くなりました。
×みんなが手伝ってくれるので助かるようになりました。○ みんなが手伝ってくれるので助かります。

以上、変化を表す「なる」について説明してきましたが、外国の日本語学習者にとってはなかなか難しい日本語特有の表現だと思います。

さて、今回は、単に変化の結果を述べた状態の変化を表す「なる」を見てきましたが、次回は 意志的な変化を表す「する」について説明しましょう。
 


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