今月は場所を表す「に」と「で」について勉強しましょう。
T「に」
(1)「存在の場所を表す」
1 学校に大きいプールがある。
2 ドアのそばに人が立っている。
3 本はかばんに入っている。
4 学校にアメリカ人の先生がいる。
5 壁に絵がかかっている。
6 棚に時計がおいてある。
(2)「動作の向けられる場所・到達点」
1 わたしは毎日会社に行く。
2 今日は早く家に帰った。
3 ゴミにカラスが集まっている。
4 母にプレゼントをあげる。
5 おばあさんがいすにすわる。
6 ノートに字を書く。
U「で」
(1)「動作の行われる場所を表す」
1 図書館で本を読んだ。
2 喫茶店で友達に会う。
3 学校で勉強する。
4 子供が公園で遊んでいる。
5 昨日家の近所で火事があった。
6 明日学校で運動会がある。
※5,6の「ある」は存在の意味ではありません。事件などが起きる、 行事が行われるの意味です。
V「に」と「で」で視点が変わる。
(1)
○ 駅に財布を忘れた。
話し手の視点は場所(駅)にあります。
○ 駅で財布を忘れた。
話し手の視点は動作(忘れた)にあります。
下の文を比べてください。どうして「に」を使うか分かると思います。
○ 駅のベンチに財布を忘れた。
× 駅のベンチで財布を忘れた。
(2)
駐車場の人が車を運転している人に言う。
○ 車は10番に止めてください。
× 車は10番で止めてください。
車の中でタクシーの運転手さんに頼む
○ あそこの角で止めてください。
× あそこの角に止めてください。
「に」は場所に視点があるので、駐車の意味になり、「で」は動作に 視点があるので停車の意味になります。
W 次の文はそのまま覚えましょう
1 会社に勤める。
2 会社で働く。
3 海のそばに住みたい。
4 大阪に泊まる。
5 大阪でホテルに泊まる。